こんばんは。2年の河野です。
今回はBEST OF ARIMA 番外編として、ご紹介します。
今から18年前。
まだ僕が1歳と9カ月ほどの頃のクリスマス・イブ。
1995年12月24日 第40回有馬記念 マヤノトップガン菊花賞(1995年)、
有馬記念(1995年)、
宝塚記念(1996年)、
天皇賞(春)(1997年)と4つのGIレースを先頭で駆け抜けた名馬です。
普通であれば、競走馬には各々、ある程度決まった「走り方」というものがあります。
しかし、マヤノトップガンは
4つのGIを4つの走り方で勝ったのです。
スタートしてすぐに先頭勢に入り込み、そのまま好位をキープしたまま最後の直線で抜け出して勝った
菊花賞(3000m)。
スタート直後から先頭を走り、そのままどの馬も自分の先を走らせることなく逃げ切りを展開。選ばれた12頭の先頭を駆け抜けて1995年を締め括った
有馬記念(2500m)。
逃げ馬を先行勢の先頭でキープし続けながら、残り600mに差し掛かり、最終コーナーをまわるあたりで先頭の逃げ馬を捉え、後続を寄せ付けずに押し切った
宝塚記念(2200m)。
そして、スタートしてからいつものように先行するわけではなく、後ろ後ろを走り、残り800mあたりで後方からじわじわと寄り詰め、最後の直線を大外から一気に追込強襲、ごぼう抜きで春の杯を勝ち取った
天皇賞(春)(3200m)。これがトップガンの最後の花道でもありました。
どのレースを見ても「なんだこれは!」と言ってしまうようなものばかり。
加えて、年を重ねてもなお衰えない走りにはさぞ人々を魅了させたことでしょう。
なかでも、有馬記念の走りっぷりはまさに
変幻自在の万能脚質。
ぜひともじっくりご覧ください。
シャドーロールの怪物とも言われた三冠馬、
ナリタブライアンとも比較された事があったでしょう。
ナリタブライアンを「王道路線を進む本格派」と捉えるならば、マヤノトップガンは「天才肌を有した超個性派」と言えるでしょう。
彼らが熾烈な叩き合いを繰り広げ、名レースにも必ず挙げられる
1996年の阪神大賞典も見逃せません。
実は、トップガンが競走馬として登録した日は僕が生まれた翌日でした。
こういった事を知ることが出来ると、意外と親近感が湧いて興味が生まれるものです。
あれから18年、2013年有馬記念。
締め括りにはどんな舞台が用意されているのでしょうか?
黄金色の馬体が有終の美を飾るのか?
芦毛の怪物が連覇を果たすのか?
閃光が真冬の空へ煌めくのか?
はたまた僕の好きなあの馬(今年の金鯱賞で3着になったあの馬ですよ!)が出走して、クラシックでの雪辱を晴らしてくれるのか…?(笑)
どんな結末が待っているかはその時まで。
ぜひとも12月22日は中山競馬場へ。
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- 2013/12/11(水) 23:51:38|
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